2013年1月13日日曜日

提出しました




毎日更新するつもりが結局事後報告です。すいません。

2013.01.09.wed
無事に卒業制作を提出しました。
これはプレゼン後の風景。
手伝ってくれたかわいこちゃんたち、本当にありがとう。

結果は買い上げには届かなかったけど、五大学合同講評会への切符を手にしました。
これは学年から代表者が3人選ばれるもので、二月末に東大の安田講堂でプレゼンしてきます。

また後で詳しいダイアグラムとともにアップしますが、設計の概要。
「工業の童話」
青森県八戸市の桔梗野工業団地というさびれた工業団地がある。ここは水田を埋め立て造った工業団地でまわりには山と田んぼと工場しかない。こんな殺風景でスケールの指標のない場所に、工業のモニュメントとなる建築をつくる。
工場型の建物を積み重ねたり、横にしたりとまるで創り話のようなものだが、これによって八戸市の人々に希望を与えたいと思う。
このモニュメント建築の下には廃工場をリノベーションした職業訓練場とスケートリンクがある。氷都八戸にふたたびスケートリンクをつくり、工業の人々と一般人が出会う場所をつくる。
この寓話的建築によってわたしは問題提起をしたいと思っている。

というものです。

講評では、とっても高評価でした。笑
プレゼン当初は他の人の講評を聞いてなかったから好評かどうかも分からなかったけど、後で比較したらかなり良かったようです。

まとめると
北川原さん
久しぶりに格好いい作品を観たよー。君、いいねー。
そこいらの構成主義よりもよっぽどいいよ!
(と写メを撮りまくるw)
乾さん
復興という問題をどう解決してくるかと思ったけど、この答え方はありだと思います。わたしは個人的にはこれは好きです。
プログラムも模型の精度も図面も雑だけど、これはこれで良いと思います。
この敷地模型の閑散とした感じもとっても良く表されている。
本来これは構造的には成り立ちませんがね。
金田さん
たしかに柱がない。
でも、まあ、童話ですからね!笑楽しそうだね
光井さん
これはスケートリンクも一緒ってのがいいよね!ここに次の本田武史が生まれるかな。
出来れば遠くからここを観たパースも欲しかったなー。
でもこの先の道路の交差するところじゃなくて、ここにして良かったね。
しかし、、、図面がひどいなー。。。
乾さん
復興というものを政治的な観点にせずに希望溢れるものにしましたね。


こんな感じで基本ベタ褒めでしたwネックなのは図面。。。




制作はというと、んもう、大変でした。最後の三日は一日20分睡眠という感じでした。
手伝いさんも我が家で監禁して寝かせて起こしてという拷問。笑

怒濤のラストでしたが、若手ふたりは講評三時間前に立派な模型を完成してくれました。間に合わなかったのはわたしの図面。。。講評でも図面がひどいと言われました。

飲み会でも図面が描けていれば買い上げになったかもしれないとのことで。
自分を悔いるだけでした。みんな、ごめん。
五大学と仙台デザインリーグで敵が討てたらよいなと思います。



終わった後の飲み会でたくさん嬉しいことを言われました。
まず、選考について。
教授と助手さんが投票をして決めるそうなのですが、助手さんの人気投票ではダントツ一番人気だったそうです。教授でも推してくれる人はいたようなのですが、図面が描けていなかったから候補から外れたようです。泣

助手さんの数名から
「君のが一番良かったよ。久しぶりにあんな模型観た!清々しいね
君のが買い上げだと思ったよ」
って言われて本当に嬉しかったです。

元倉さんからも
「君の設計は、賛否を大きく分けるものだと思う。けど、今回否はなかったんじゃないかな。
新しい建築的提案をしていたし、モノも説得力があったから買い上げの候補に上がったんだよ。でも図面が描けてなかったからね」

こんなわたしが買い上げの候補に上がっただけでも嬉しいです。
でも買い上げにならなかった理由も分かる。図面が描けていなかったから。あれを買い上げにしたら教育として良くない。そんな大人の事情をとっても感じました。

西沢さんという助手さんにどこが良かったのか聞いたら
「お前はプレディプロマから始まり、ずっと同じ敷地をやってきた。
色んな人に色んなアドバイスを貰って、変えろと言われても変えないものは変えずに、自分のやりたいことを貫いた。必要なものを取捨選択してそれをやりきった。その過程が評価されたんだと思うな。」
と。


そんなこんなで自分のなかに生まれた教訓

今までの課題では悩んでばかりいた。
こんな風に誰かが言ったからこれでいいのか?これはやりすぎなんじゃないか?
他の人と全然違うけど間違ってるんじゃないか?

でもそんなことどうでもいいんだって思った。
デザインに絶対的な正解なんて無い。どんなにへんてこな話でも、モノが格好よかったら説得力は増す。
自分が信じていることを貫いて完成させたら他の人にも伝わることもある。
きっとこの先の人生ではそうじゃないことも沢山あるかもしれない。
でも、とりあえず進みきるということはこんなにもやりがいがあり、達成感もある。

わたしの作品は他の人と違って、精密でもないし現実的でもないかもしれない。
でも建築には色んな土俵がある。わたしはわたしの土俵で戦えばいい。
もともと常識人じゃないわたしが無理して一般的にするよりも、自分の世界を追求した方がよっぽど魅力が増すんだと思った。

それに気付かせられたのも全てお手伝いさんのおかげです。
わたしのチカラなんて着想とほんの少しのごはん代だけだと思う。笑
正月明けにまだ迷っているわたしのお尻をたたいてくれた湯の迫。本当にありがとう。
どんなに迷っていて、今の造形が格好悪いものでもそれをどんどん進めて行ったら格好よくなるんだって思えました。あなたの行動力には感服です。
ここに書いても伝わらないかもしれないけど、書きます。

モノが良ければ伝わる。
どんなつまらないものでも、突き進めれば格好よくなる。
変かどうかなんて気にせずにとりあえず造る。

この重要性を気付いたのは全て彼女のおかげです。ありがとう。

模型をつくってくれたけいちゃん、あやちゃんにも感心しました。
提出5日前に「三日でこれを造ってほしい」
と言ったら目の色を変えて、脇目もふらずにつくっていました。
一二年生の女の子には無理なノルマだと思ったのに、予想以上に完璧に造ってくれました。

彼女たちには迷いはまったくなかったんだと思います。
少しの不安はあったと思うけど、
それよりもつくらなくてはいけないという使命感に燃えていました。

最後は進むしか無い。
走り出したら、決して止まってはいけないのだ。とはこういうこと。


卒制は自分の作品であるけど、同時にみんなの作品です。
今回はお手伝いさんの働きのなかに、建築をやる上で重要なことを発見しました。

本当に本当にありがとう。感謝してもしきれないです。


これから東大プレゼン、仙台デザインリーグ、留学など盛りだくさんですが卒制は通過点ンだと思って前進します。
みんなのためにももっと結果を出そう。